DAC/スパイスラボ神部です。
昨日TLで見かけた、スクウェア・エニックス和田社長の発言(2010-07-07 15:42:07)を見かけた直後、5分以内に下記まとめを行ないました。
-Togetter - まとめ「スクウェア・エニックス和田社長、英語を社内公用語にするくらいならC言語を採用すると宣言」 

するとTweetBuzzによると951ツイートされ、はてなブックマークも140超となり、はてなのほっとエントリーTOP10にも入りました。それと前後するようにして様々なメディアがこの発言についての記事をあげはじめました。さて、この流れに私のTogetterは関係したのでしょうか?
オンライン記事のメディア化及び配信を追いかける - ITMedia編
まず、該当まとめを行った2時間後に、ITMediaに記事が上がります。
-ねとらぼ:「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」――スク・エニ和田社長 - ITmedia News 
ITMediaはニュースのレンジとしては下限がちょうどいいのか、さまざまなメディアに配信されます。
-スクウェア・エニックス和田社長「社内公用語をC言語にしてやる!!」発言 printfで会話? - BIGLOBEニュース 
-「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」――スク・エニ和田社長 - Infoseek ニュース 
-「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」――スク・エニ和田社長(ITmedia News) - Yahoo!ニュース 
Yahoo!ニュースのにも配信。
-とりのまるやき 「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」--スク・エニ和田社長 
2chスレッドのソースにも採用され、その結果まとめブログに記事が上がります。
ロケットニュース編&ガジェット通信編
一方ロケットニュースというニュースサイトにも記事が上がりますが、配信日時は「7月7日」としかなっておらず、最新コメントがついたのは7月8日になっています。
-スクウェア・エニックス社長が『楽天』の「社内公用語を英語にする」発言に反発か – ロケットニュース24(β) 
8日の明け方に「サーチナ」やスレッドのまとめブログに掲載されているので、朝型の配信だったのかもしれませんね。
-スクエニ社長が『楽天』の「社内公用語を英語にする」発言に反発 2010/07/08(木) 06:47:36 [サーチナ] 
-スクエニ社長が『楽天』の「社内公用語を英語にする」発言に反発か「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」 
-スクエニ和田社長「社内公用語を英語にするくらいならC言語にしてやる!!」 : オレ的ゲーム速報@刃 
「ガジェット通信」も7/8の10:00に記事化しています。
-スクウェア・エニックス和田社長「社内公用語をC言語にしてやる!!」発言 printfで会話? - ガジェット通信 
ソーシャルメディア初の記事があったっていいじゃない
さて、ここでちょっと気になるのは、これらメディアの記者がどこでこの話題を「知ったか」ということ。たしかに一時ソースはTwitterで、いずれの記事もTwitterの和田社長のつぶやきを「参照」しているということになる。しかし、通常このようなたったひとつのつぶやきを、ほかのユーザの反響を含めて「記事化」をOKするところまで即断できるだろうか?いろいろな企業のエグゼクティブが突飛な発言をすることはいくらでもあるのだけれど、そのアングルを見つけるのは単に運だったりタイミングの問題があるはずである。
ここで登場させざるを得ないのがはてなブックマークの存在で、今回はTogetterでまとめた後に和田社長の発言そのものがブックマークされ、それが注目エントリーに上がっていく感じがあったので、そのあたりから記事かを検討したのかもしれない。もともと。オンラインメディアの担当者がはてブを見ていないとはとても思えないような相関性は常に感じるので、それはあるのかもしれない。しかし、それであれば、なぜその記事を起こすに至ったかということはしっかり書いてもいい時代じゃないのかとも感じる時がある。
オンラインメディアでメディアとしての広告収入を得ているのに「最新ネタはソーシャルメディアで拾いました」じゃカッコがつかないのかもしれませんが、ネットメディアに元ネタの発見場所をロンダリング(洗浄)されてしまうと、あたかもオンラインメディアが一次情報元のようになってしまうような気がして、あまりよくないように思うのです。いずれのニュースも、一次情報として和田社長のツイッターの発言を上げているが、それがざわざわ感を生んでいると判断に至った仮定には、その情報源に付随するやじうま役を担当するソーシャルメディアがあるはずです。警察の発表情報でもなければ自分の足でかせげる情報でもないわけですから、そのあたりをはっきりさせた上で記事化するのも、将来的にはネットメディアの信頼性を向上させることにつながるのではないでしょうか。
「この記事はTogetterのざわざわコミのトピックです」と書いてくれた例
前回Togettrでまとめた記事がホットエントリ化したとき、Narinari.com
さんは発言者のアカウントとともに、Togetterのまとめへもリンクを張ってくれました(関連リンク参照)
-坂井真紀の熱い“イデオン愛”、Twitterでの過激なやり取りが話題に。 | Narinari.com 
この場合、そこから派生したブログ記事にも、Togetterのリンクは転載されます。
-坂井真紀 「イデオンは色あせないですね。エヴァどころじゃないですねー。」 : にゅーす特報。 
ちなみに、同じアングルを扱ったJ-Castニュースでは、坂井真紀さんのアカウントの言及もなければ、(情報源ではなかったのかもしれないが)Togetterへのリンクもありません。
-人気絶頂「ヱヴァ」より「イデオン」 坂井真紀の呼び掛けに賛同者続々 (1/2) : J-CASTニュース 
記事中で「騒ぎになっている。」と書くからには、そのざわざわの元も含めてニュースなのではないかと思います。普通のメディアの記事でも、そのざわざわが東京で起きているのか大阪で起きているのかでは全然様子が違うはずです。しかし、今の書き方では「日本で話題になっている」というだけで、ニュースとして伝えるべきことを伝えきれていないのではないかと思うのです。
単に面倒とか、ニュースサイトのフォーマットにあわないから、という側面はあるかもしれません。しかし、そこを実直にやっておくことが、今後さらにソーシャルメディアの勢いが広まってきたときには重要になってくるのではないかと思います。
最後に(上から目線っぽいですが)各オンラインメディアの人にメッセージを送るとすれば
「はてブやツイッターでみかけたんだけど・・・」って出だしの記事でも全然かっこわるくない!
と思います。最初は中からも外からもいろいろ言われるかもしれませんが、もしチャレンジしてくれるなら、ざわつきのソースもちゃんと明らかにしてほしい次第です。
ぜひ、ご検討ください!