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OpenSocial のデータ永続化で考える「ソーシャルなデータモデル」

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スパイスラボ神部です。


ようやく Google Hackathon の疲れがとれ、あれこれと考えられるようになってきました。Google Hackathon ではさすが現場の人が多く、普段いろいろとわからなかったことに対するもやもやした部分をくっきりさせられる瞬間がありましたので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。


-ソーシャルグラフが好きだ! - Favorites!


ソーシャルグラフのデータはビューワに保存される


OpenSocial アプリにおけるパーミッションモデルはかなり難しい。基本的にはデータは Viewer たる閲覧者の領域に保存されるということらしい。逆に通常のサーバサイドアプリケーションはクライアントにデータが残ることはほとんど無い。これによってどういう違いが出てくるのだろうか。


かんたんに言えば、OpenSocial ではユーザごとに、外部からもアクセス可能なクッキーが保存されていると言えるかもしれない。細かい構造を見るといろいろ間違いはあるだろうが、アプリケーションにより永続化されるデータはそれぞれの利用者のデータ領域に保持され、後にそれが再利用される場合には人間関係、すなわちソーシャルグラフ上の距離や条件(フレンドであるか同じアプリをインストールしているか)などによって異なってくる。


かんたんに掲示板アプリケーションを考えてみましょう。


これまでのサーバサイド掲示板


これまではサーバサイドに書き込まれたデータは、ユーザDBなどによるパーミッションモデルが無い限りはどのような閲覧者にも公開されており、個別記事ごとにそれが取得可能かなどと考える必要はあまりありませんでした。それはSNS内の日記やコミュニティへの書き込みにおいても同様です。データはサーバ側に保持されるものであり、それが読めるかどうかというパーミッションと、書き込めまれたコンテンツの保管ポリシーには相関はあまりなかったといえます。


OpenSocial の永続化を使った掲示板


しかし OpenSocial の永続化データを使った掲示板の場合、まず書き込まれたデータは Viewer それぞれの領域に保存され、同じアプリケーション上を入れているユーザ(それらはフレンド関係にあるかもしれません)が自分自身の位置から見て見える人のデータだけが見える、という感じになるそうです。ですから、もしアプリをアンインストールしたり、友達関係が解消されてしまった場合は相手のデータが見えなくなることもあります。


すなわち、コンテンツの読み書きのパーミッションと、コンテンツの保管場所が密接に連動していると言うことになります。


これは既存の掲示板と比べると、かなりドラスティックな変化といえるのではないでしょうか。今までは、一つの箱にデータをほ放り込んでいたので、誰でも取り出すことができました。しかし、OpenSocial では毎回箱の中にライトをあてて、そのときに自分が見ることの出来るユーザのデータを、毎回許可をもらって見る必要が有るわけです(余談ですが実際にリクエストをしてみないと見られるデータがわからないというのは、まるで「シュレーディンガーの猫」の実験のようですね)。


たとえばソーシャルグラフを使ったソーシャル掲示板を使った場合、一生懸命書き込んでもそれが他人に見えない場合もあるし、今まで見えていた書き込みが急に見えなくなってしまうこともあるわけです(友達関係や、その時間に応じた変化であり、それらが自動的に変化するということは合理的といえば合理的とも言えます)。


これはこれまでの掲示板ログというのと比べてもかなり複雑になりそうです。たとえ管理者でも,ユーザ権限によってはすべてのログをとれない可能性が出てきます。データのバックアップという意味では、より頭の痛い問題になりそうですね。コミュニティを形成したアプリケーションがクラッシュしたときなど、かなりの混乱が起きそうです。


サーバサイドにすべてデータを残すようにした場合には、もっと簡単になるでしょう。その代わり、OAuth などを駆使して情報管理やユーザ認証などについて詳細に設計しなければならないので、かなり大変なことになるかもしれません。


また実践的なアプリケーションを書いた時には、このことについてまた振り返ってみたいと思います。


OpenSocial 関連ニュース記事拾い読み


さて、OpenSocial/mixiアプリについてまたクイックサーベイをしてみます。


-「mixiアプリ」モバイル版、仕様の概要を公開 - ITmedia News


これもハッカソン会場でだいたいのあんばいを聞いたのですが、基本 JS 使わないだけで中身はいっしょみたいです。自分にはこちらの方が向いているかもw


-mixiアプリに対してモバゲー、GREEはどうでるか?|Next Big Thing!!


ちょっと違うかもしれませんが、グリー=任天堂のゲーム機、mixi=ソニーのゲーム機、みたいな漢字になったのかもしれません、mixi には PS2 の時のようにサードバーティーが活躍する展開になるとすばらしいのかも。


OpenSocial 関連ブログエントリ拾い読み


-mixiでソーシャル・ピアノつくってみた - satoru.netの自由帳


やのさとるさんに時間が出来てきて怖いなぁ。実力に加えて、知名度もあるし、応援団もいるしね。


-mixiアプリ課金、開発者には80%が。 - ヌルめのつぶやき


iPhoneアプリ作ったこと無いから実施のところどうなのか知らんけど、AppStoreに登録するのとかも大変らしいし、もしやこっちのが手軽・・・?Mac買わなくても作れるし


現状 mixi アプリが携帯電話認証の関係で iPhone ユーザが開発出来ないというところから鑑みると、なんか皮肉ですね。


-Postal Search APIs & Solutions ブログ: 問題提起 Google Analytics API の AuthSub 認証を OpenSocial ガジェットで使うことの是非


-ウノウラボ Unoh Labs: OpenSocialを始めよう!第1回


ソラトモラボ さんというのがあるそうです。


mixi アプリカンファレンス関連エントリ集その3


-mixiカンファレンス2009行ってきました : kishi-r.com


-mixiアプリカンファレンスのレポート - 異聞録


実際に見に行った人には、このようなリスト形式が見やすいのかも。


Facebook 関連もついでにウォッチ


-Facebook、iPhone等急拡大するプラットフォームの参入ノウハウ - Hot.Docs


新しいプラットフォームへの参入方法について、特にゲーム周りの収益方法の調査参考になります。mixi アプリの買い取りなんかはこの辺と比較してくることは間違いないでしょうね。また、日本からのとりくみの dango プラットフォームも面白そうですね。


-THE SECOND TIMES : ヴァーチャルペット育成アプリ「Superpets」にサンリオショップがオープン


なにげにサンリオが素早く対応している。


-スイスの女性、病欠中のフェースブック利用で解雇(ロイター) - Yahoo!ニュース


これは理由が悪かったなぁ。こういうときはPCと携帯で利用目的が分かれている日本はある意味よいですね。


追記


そういえば昔 FOAF というのがありましたが、あれもまた見直されてオープンなソーシャルプラットフォームが出来たり、ブログパーツ(ガジェット)がブログベースソーシャルとかでネットワークしたりしたら面白いかなぁ、と。


-Friend of a Friend - Wikipedia

 



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コメント ( 3 )

お忙しい中ご対応いただきありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。

Ryuji :

五十川さん


過去に掲載したことあるかもしれませんが、リソースごと入れ替えるカタチで対応しました。十分確認せず申し訳ありませんでしたm(_ _)m

ウノウ株式会社の五十川(いそがわ)と申します。

いつもこっそり拝見させていただいております。
さて、OpenSocial関連ブログエントリの欄に記載いただいております記事のうち、「空友スタジオ」さんのものとして紹介いただいておりますものは、弊社のエンジニアブログ(ウノウラボ)に私が掲載した文章(のおそらくフィード)が、そのまんま掲載されているものです。もしご訂正いただけるようでしたら嬉しい限りです。

ではでは

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ブログ執筆者の一人です。ネットの新しい話題や Web まわりのプログラミング、Web 広告について書いていきたいと思います。


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2009年04月26日 14:23 に投稿されたエントリーのページです。

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