スパイスラボ神部です。
WBC日本優勝おめでとうございます。mixi のニュースにひもづけられた日記では、毎秒10個の勢いで話題に触れる日記が増殖しており、倍増し続ける EXILE どころではない勢いです。
そんな盛り上がりの中で、ネットでは密かにバッターボックス後ろの広告について注目しているエントリが多かったのでかんたんにまとめてみようとおもいます。
テレビ中継に活用された「拡張現実広告」
テレビ画面のなかで何か起こっていたかというと、テレビの映像信号のなかの特定エリアがオンタイムで合成され、各国ごとにローカライズされた「バッターボックス裏の広告」に指し変わっていたという状態です。こちらについてはこの記事が詳しいです。
この広告インフラを提供しているのは「SPORTVISION」社。もともとは広告の会社ではなく、スポーツに関するあらゆるハイテク撮影技術をもった総合企業である。
この広告は「VirtualAds」という技術で放映されている。
ちょっと強引ですが、ここではこの手法を「拡張現実広告」と読んでみます。緑のパネルをマーカーとみなせばそういうことですし、そういう意味ではわたしたちの目はとっくの昔に盗まれているのかもしれません。
この手法について言及しているブログや記事
-みんな気になるWBC中継のバックネット広告は「ヴァーチャル広告」:MarkeZine(マーケジン)
-WBC中継のバックネット広告は「バーチャル」 - スラッシュドット・ジャパン
-J-CASTニュース : インパクトの強い「バーチャル広告」WBC中継の日本企業広告に登場
↓ちょっと関係ないですが、こんな記事もありました。
-スポーツ中継がどんどんゲームの映像みたいになってる件について - NGM+その他の欲望
欠点
-のとーりあす WBCバッターボックス後ろの広告「なぜ日本語の広告ばかり?」 実はCG合成
色の組み合わせによっては、ときどき投手が消えてしまうこともあるようです。
この手法をどう呼ぶべきか?
もともとの商品名が VirtualAds なので「バーチャル広告」と訳されるのも当然なのですが、「本来あるべきものをエミュレートする」というバーチャルな視点ではなく、「コンテキストのために現実を補完する」という拡張現実的な視点も持つことができます。バーチャルでは本物の看板以上のことをしてしまうとおかしなことになりますが、拡張現実的な考え方ではそこにもっと多くのコンテキストを載せられるはずです。たとえば、テレビ中継の動画をPCのブラ座内などで視聴していた場合、技術的には動画の中に Flash を視聴者の手元で合成して、スコアボードをクリックしたり、そこに自分の応援コメントを書き込んだりするようなこともできるはずです。
もっと可能性を引き出す意味でも、この技術を拡張現実的に捉えてみるのはどうでしょうか。スポーツの試合のオンデマンド放送で、ビデオ内の広告がリアルタイムに入札されて時価で取引されるようになれば、もっともっとビデオアーカイブの中に広告枠を獲得するチャンスが生まれ、さらにニッチな層に広告がリーチできるようになるのではないでしょうか(例えば試合のダイジェストDVDの広告などはぴったりかもしれません)。
参考エントリ
-拡張現実ARのビジネス 定義はともかく、やっと現実的に? - Free talk about new technologies by Trick_or_treat
-「拡張現実」がクチコミマーケティングに与えるインパクト | マーケティング、ネット広告、EC情報を日々お届けするRedPen
-Sein blog: はやくもバズワード化しつつある「拡張現実AR」
-セカイカメラ-Sekai Cameraがやっぱりしょぼい件 - hachimitu blog
-もしや「侍ジャパン」 28 名は増殖した新生「エグザイル」だったのでは? - はてなでテレビの土踏まず
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コメント ( 2 )
日本の番組でもセットと思っていたものが、実はCGでリアルタイムで生カメ絵のセットに別の色を合成して違うセットにみせたりしてるものがありますよ。
WBCは広告なので気がついて話題になっていますが、既に気がつかないものがオンエアされているので目を盗まれていますよw
WBCは配給が海外で広告権も海外なので可能ですが、国内では広告代理店の関係でできないだけという話だそうです。
投稿者: 通りすがり | 2009年03月29日 03:18
日時: 2009年03月29日 03:18