スパイスラボ神部です。
先月末にリニューアルして以来一ヶ月を迎えたはてなブックマークですが、やっぱりサイトルートの http://b.hatena.ne.jp/ くらいしか見に行っていない気がします。というのも新しく追加された記事の分類機能(経済とかスポーツのタブでアクセス出来るやつです)もとくだんユーザ層の拡大につながったという印象がありません。
実際の所どうなのかは聞いてみないとわかりませんが、その前に周辺状況を簡単に分析してみようかと思います。
「もう"IT"だけじゃない」はずだったはてブのリニューアル
リニューアル時にはいくつかこんな記事も出ていました。
-「もうITだけじゃない」 はてなブックマークが25日にリニューアル - ITmedia News
-「もうITの話題だけじゃない」---はてなブックマークのリニューアル,全貌が明らかに:ITpro
しかしホットエントリに並ぶ記事の印象が変わったということもなく、ブックマークにつくコメントに違うユーザ層が入ってきたという印象もありません。実際にリニューアル後に大幅に新しい利用者が増えたとか、これまでとは違うユーザが入ってきたという分析はいっこうに発表されないわけですから、そういう方面にはまだまだ全然アピールしていないのではないでしょうか。
これがニコニコ動画や mixi だったら、結構その狙いと結果というのが定期的に報告されている印象があります。新機能の追加や、mixi で言えば年齢認証の緩和などで常に貪欲に利用者を拡大しようとし、結果利用者数が増えたとかプレミアムユーザが追加したとかそういうアウトプットがあるものです。
ウェブサイトは仕組みを出したり変えたりした後には、比較的その影響からの変化が見えやすいメディアです。一ヶ月では効果が出ないかも知れませんが、一年二年のスパンで狙っていくような速度感でも無いはずです。リニューアルをするのは大変な労力が伴うものですが、実際の機能改善の他にそこに集まったアテンションをレバレッジにして利用者数やその質を変えていくということが本来行われるべきだと思うのです。
今から出来そうなはてブホットエントリの改善案
現在はてブのホットエントリはメディアとしての側面がほとんど生かされていないように感じるので、まずはそこを直すだけでも変化がもたらされるかも知れないし、すくなくとも「今こういうことを考えているんだよ」というメッセージの発信にはつながるはずです。
メディアとしての改善という側面から見るのだとすればたとえばこういったものはどうでしょうか。
-カテゴリページを読む人を想定して、レイアウトやスタイルを変更する
-カテゴリごとに出てくる広告や、広告の種類を変える
-カテゴリページのメディアとしてのスペースをユーザに明け渡す
かんたんに補足すると、タブごとにスタイル・広告を変更し、さらにはてなハイクやうごメモシアター といったユーザ投稿型コンテンツをバナーとして表示出来るようにして、もっと利用者と楽しい関係性を気づくようにしてみてはどうか、ということです。現在動画タブのみは若干デザインが違いますが、まだまだ本気でそれをやろうとしているようにはとうてい見えません。ニコニコ動画の個別再生ページやランキングと比べると、その姿勢の違いは明らかなのではないでしょうか。
はてなブックマークのホットエントリは、集合知ならぬ話題集合の場所としてはとてもよい場所です。例えば今の紙の新聞は日刊紙ですし、オンラインニュースは一時間や数十分スパンでどんどん更新されていくような「分時刊紙」ですが、今やはてなブックマークは数十秒単位で更新される「秒刊紙」なのです。ここにはオンラインメディアとしての大きな伸び白があるにもかかわらず、ミニマムな事だけを実現して終わっているようにみえて、とっても勿体なく思うのです。
細かいことですが、多くのカテゴリでは「過去の人気エントリー」に読み進めることが出来ず、その1ページだけで終わってしまっていることも気になります。一番下に行くとまた別のカテゴリへのリンクは用意されているのですがページ上部にあるものとは違いテキストで気がつきにくい感じです。これではユーザはタブかウインドウを閉じてしまい、ユーザ滞在時間を減らす方向に貢献してしまうのではないかと思います。
終わりに
本来ははてなブックマークのホットエントリは Yahho! のヘッドラインニュースのような場所にも配信されるような展開を考えてもいいと思います。デスクがいないので他のニュースサイトと同じようにはいきませんが、ホットエントリのコメントを要約してニュース化するようなアウトプットの部分だけを整える「デスク」的なポジションをつくってメディアに配信していくようなことは、もっと積極的にやられていてもよいのではないかと思います。
公開されている はてなブックマークウィジェット はなかなかいいのですが、時々アダルトフィルタを書ける必要のあるエントリーや意味不明な自分語りネタなどが上位に来てしまう状態では、なかなかメインストリームに持ち込んでいくのは難しいでしょう。
利用者がタコツボ化した状態ではこの状態から脱却するのは非常にこんなので、やはりはてブがこの先生き残るにはバランスのよい利用者の数の増加にとりくむところにキーポイントがあるのではないかと考えます。
関連リンク
-bucomet. - はてブ2応援ブックマークレット&ブログパーツをリリース! (ラボブログ)
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