スパイスラボ神部です。
昨日リリースした mixi OpenID 専用サービス Ckr!(ちぇけら!)~ マイミクとペア占い☆ の エントリに続けて mixi ネタを書いてみます。また今回はスパイスボックスのラボらしく広告ネタで。
ちぇけらの開発期間中は開発のためある意味 mixi の画面とつきっきりの時間が多く、会社で通りがかりにスクリーンを見た人はさぞかし神部が mixi ばかりやっていると思われたでしょうが仕方ありません。しかしおかげで昨日から今日の mixi の変化には気づくことができました。まずはこの画像を見てください。これは2008/10/02現在の mixi のあしあと画面です。

青い矢印で示したところに、黄色い蝶が止まっています。広告によりメディア掲載費用を稼いでいる mixi のようなメディアサイトにとって、バナーの上に物がかぶっているとは何事でしょうか!下手すれば広告出稿にまつわる事故になってしまいかねません。或いは mixi を通じて自分のブラウザに勝手に広告を乗っ取ってしまう Greasemonkey スクリプトライクなものがインストールされてしまったとか!?
…もちろんそんなことはありません。なぜなら、これらの蝶は適当な場所に現れて、きっちりバナーの上に止まるからです。すると不思議とその蝶を捕まえたくなります。これは動く物を追うという動物の本能、スポーツ科学に出てくる用語で言えば追従性眼球運動を積極的に行わせることにより利用者や利用者の脳の注意を引き、蝶を捕らえるという行動でバナーをクリックされるという、なかなかトリッキーな CTR(クリック率)向上策かも知れません。
この広告が内部でどのように呼ばれているのかわからないのですが、足跡ページのバナーにのみ表れるのでこのエントリでは勝手に「足跡バタフライ」広告と呼んでしまいますw(AD-Butterfly(アドバタフライ) ではなく、というダジャレで)
なにせ普通はスポーツの成績を上げたり、あるいはDSの眼力トレーニングなどで 心身のバランスを整えるための説明によく使われる概念 で、弊社でも視線解析を実施する アイトラッキング.jpというサービスもやっているのですがこれも受動的に視線を追うことでサイトのコンテンツ分析を行うというものです。
しかしこの”広告バタフライ”そのような眼球運動を逆に注視に使うわけですからすぐれものです。そう、まるで自分たちが猫になった気分にもなれます(笑)動く物を追うのは 赤ちゃんの頃から と紹介しているサイトもあるので、この本能に逆らうのはなかなか難しいでしょう。
なんか動きが JavaScript っぽいので、prototype.js とか jQuery とか使ってるのかナーと思いきや、バナーを全て Flash 化してその上に乗せてる感じでした。まあ、対応ブラウザの検証とか考えるのであれば確かにかしこいやり方です。おそらく今バタフライを出したときと出さないときの A/B テストみたいな物を絶賛実施中なのではないでしょうか。
この足跡バタフライ広告、作成もコストがかからず応用が利きそうなので、追従するメディア枠は出てきそうです。ただしおそらく効果的に使うためには すごくPVのあるページ特定の枠だけで、複数のバナーで同時にコラボレートさせなければいけないので、広告主の理解も非常に大事になりそうです。これは複数の異なる企業のバナーでも可能ならば、なかなかクレバーの注目手段を mixi がゲットすることになりそうですね。
(単に Flash でやるにしても、既存のバナークリエイティブのまま CTR を挙げる小技として広まっていくといいかもしれません。こういったものは特許を申請される前に周知のものにしてしまうのがよい手でしょうから)
ということで、まとめとしては先の mixi OpenID によるマイミクシイ認証・コミュニティ認証といったコミュニティとしてのプラットフォームの他にも、こうした広告プラットフォームとしての mixi はかなりクリエイティブな進歩を遂げているように感じました。モバイル版ではまだこういったとがった広告枠は見あたりませんが、今後の動きには注視してみたいと思います。
またページサイズが mixi のように固定出来るのであれば、JavaScript で代替を作るのも簡単なはずですから、例えば秋らしくトンボ版などを作ってみるのも面白いかも知れませんね。だれか JavaScript に詳しい人が手伝ってくれたりしないかなぁ。
あと、割と海外では当たり前の手法だったりするかもしれませんので、そのあたりも調べてみたいですしもし情報をお持ちの方がいらしたらぜひお寄せください。
(追記)
広告枠のあしらいを越えた感じで出てくるので「mixi が」と書いてしまいましたが、これは別に mixi がやったことではなくて広告主様が主導な可能性も全然捨てきれませんね。mixi 以外で同じクリエイティブが確認出来る場所があるといいのですが・・・。ひとまず次のバナーに変わるタイミングに注目して、必要であれば記事冒頭でお断りを入れたいと思います。
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