ラボ神部です。
アイディアを形にすることは楽しいプロセスです。アイディアを出して行くこと自体が楽しいと思える人には、それが結実する瞬間というのは嬉しいものです。それがハンドメイドでつくられた物であったり映像作品であればそこで基本的にはやることは終わりになるのですが、Web 上でサービスを立ち上げることになったばあい、リリースしてそれで終わりというわけではなく、むしろそこからが本番になります。そこから先も含めて「つくった」ということになるので、ある意味手離れが悪いとも言えますね。
そんなことを考えながら読んでいて次になったのが次のエントリのある一部分。
シリコンバレー訪問8:VC(日本人)-こっちと日本VCの違い
・VCに話すとパクられるというリスクについて。
出し惜しみをして開花しない方がリスク。真にユニークはゼロに近い。最終的なビジネスの勝負は、技術の優位性だけではなく、いかに優れた組織を作り上げて、世の中に認知され(Mkting)、買い手が付き(営業)、満足するか(Retention)であり、IP勝負ではない。
これを Web 上のサービスにあてはめて考えると、
「真にユニークはゼロに近い。最終的な勝負は、技術の優位性だけではなく、いかに優れた運営体制を作り上げて、世の中に認知され(Mkting)、買い手が付き(営業)、満足するか(Retention)であり、アイディア勝負ではない。
という感じでしょうか。この場合の買い手というのはビジネスの場合は buy out になるのでしょうけど、インターネット上のメディアとしては広告枠としてよい価格がつくというのも出口になるでしょう。また、IP というのは知的財産(Intellectual Property=IP)なので、アイディア勝負ではないととると…それはそれで希望が持てるような持てないような。やはり、アイディアと技術で大きく勝負がつくのであれば、そこに希望を持って勝負をかけることもできるのですが、他の部分に大きく依存するとなると、それは旧来のビジネスなりやり方とあんまり変わらないものになってしまい、その分おもしろみは下がってしまうかもしれません。
昨日ちょっと話題になっていた「boketeβ(ボケてベータ版) : 写真で一言ボケるお笑いウェブサービス」は、形だけなのかもしれませんが、そういう起承転結の所を押さえようとがんばっている気がしています。
・古いかもしれないがきっちりとしたウケ要素を持っている
・ネタをサービスにかえる技術力
・ちょっとした利用規約も完備
・広告掲載やプレスの問い合わせ先も明示
・サービスを通じて 株式会社オモロキ - webに面白さと驚きを の宣伝にもつながっている
こんな風にイロハは十分な感じなので、あとはサービスに品揃えや実績、体制作りがしっかりすれば結構真面目にいけるのではと思えるところもあります。こういったよい例を参考に、アイディア出しや開発の他の部分にも目を向けて、楽しんでいくやりかたが広がって行けばいいのかなと思いますが、そうなるとビジネス化の方に目が向いちゃって面白くないなぁ、とも思えるわけで、難しいところです。
Web ならではの手離れの悪さとどうやってつきあっていくかは、引き続き考えて行きたいところです。そうするとキャンペーンサイトのように、3ヶ月でなくなってしまう”作品”としての Web 上のサービスというのも、いいやり方かもしれませんね。
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